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統計的品質管理

index_s統計的品質管理研修

確率理論,統計理論の厳密な理解よりは,応用を優先した研修です.
正規分布,標準偏差,分散などの公式を覚えるよりは,Excelで各関数が使えるようになる方が,実用的です.
例えば,分散分析をする時に,補助表を使って要因の平方和,誤差の平方和を求め,分散分析表をつくり,F分布表の限界値と比較する.この様な膨大な計算をしなくても,Excelの分析ツールを使えば,あっという間に分散分析が完了します.
分散分析の計算方法を覚えるよりは,分散分析の意味を理解するほうが重要です.計算は計算機が自動的にやってくれます.

以下の内容を演習と共に学びます.

  • 計量値と計数値
  • バラツキとは
    母集団とサンプル
    計量値のばらつき
    計数値のばらつき
  • 正規分布
    正規分布表
    正規分布の期待値とばらつき
  • 二項分布
    二項分布の期待値とばらつき
  • ポアソン分布
    ポアソン分布の期待値とばらつき
  • 工程能力指数
    工程能力指数Cp
    工程能力指数Cpk
  • 工程管理図
    エックスバー・アール管理図
    p管理図/pn管理図
    c管理図/c管理図
    管理図の見方
  • 検定と推定
    χ二乗分布
    t分布
    信頼区間とは?
    χ二乗検定
    ばらつきの検定
    平均値の検定
    2組の平均値の差に関する検定
  • 分散分析
    一元配置分散分析
    二元配置分散分析
    繰り返しのある二元配置分散分析

index_s統計的品質管理研修の目的

統計的手法の意味を理解し,PCを使用して統計的手法を応用できるようにします.

index_s統計的品質管理研修の日程(2日間)

講義・演習(1日目)
  1. 研修の目的目標について
    なぜ学ぶのか
    知識と能力の違い
    仕事を通して成長することの重要性
  2. 計量値と計数値
  3. バラツキとは
    正規分布
    二項分布
    ポアソン分布
     
     
講義・演習(2日目)
  1. 工程能力指数
  2. 工程管理図
    エックスバー・アール管理図
    p管理図/pn管理図
    c管理図/c管理図
    管理図の見方
  3. 検定と推定
  4. 分散分析
    一元配置分散分析
    二元配置分散分析
    繰り返しのある二元配置分散分析


(注)上記日程は標準日程であり、調整・変更は可能です。

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QCC実践指導研修

index_sQCC実践指導研修の目的

中国工場の改善が進まない。
中国人現場リーダが自主的に改善できない。
日本人幹部が現場で指導しないと改善が進まない。
このような現状を打開するために、
中国人リーダを育成し、問題・課題発見能力、問題解決能力を高めたい。
中国工場の現場を指示待ち集団から考える軍団に変えたい。
このようなお考えの経営者様のために、QCC活動の実践指導を通して現場改善リーダの改善能力育成を目的とします。
QCC活動のスタートアップ、QCC活動のレベルアップに最適。

index_sQCC実践指導研修の方法

お客様社内で5、6チームのQCサークルに対し、QCC問題解決の8STEPを講義をすると共に、実際に各サークルの活動テーマに合わせてQCC活動を実践指導します。

index_sQCC実践指導研修の効果

改善活動を実践することによる改善効果。
現場リーダの改善能力向上、改善意欲向上による社内改善活動の継続。
改善活動の継続による改善文化の構築。

index_sQCC実践指導研修の日程(6.5日間)

【1日目】講義・演習
  1. 講義:
    QCCの歴史
    QCC活動の目的
    QCC活動の応用
    問題解決型
    課題達成型
    顧客指向型
    STEP0.チームの編成
    STEP1.テーマ選定
    STEP2.あるべき姿の把握
  2. 【この回で勉強するQC手法】
    プロアクティブミーティング
    マトリックス図
自主活動

テーマの設定
あるべき姿の把握

【2日目】講義・演習
  1. 自主活動の発表:
    テーマの設定
    あるべき姿の把握
  2. 講義:
    STEP3.現状把握
  3. 【この回で勉強するQC手法】
    パレート図
    バラツキについて
    工程能力指数(Cp,Cpk)
    ヒストグラム
    層別
    アローダイアグラム

自主活動

現状把握
 

【3日目】講義・演習
  1. 自主活動の発表:
    現状把握
  2. 講義:
    STEP4.原因の解析
  3. 【この回で勉強するQC手法】
    5ゲン主義
    ブレーンストーミング
    親和図法(KJ法)
    特性要因図
    FTA(故障樹法)
    連関図法
    なぜなぜ5回
自主活動

原因の解析

【4日目】講義・演習
  1. 自主活動の発表:
    原因の解析
  2. 講義:
    STEP5.解決策の選定と実行
  3. 【この回で勉強するQC手法】
    発想チェックリスト
    系統図法
    M-DM表
    ABC分析
    PDPC法
     
     
自主活動

解決策の選定と実行

【5日目】講義・演習
  1. 自主活動の発表:
    解決策の選定と実行
  2. 講義:
    STEP6.効果の測定
    STEP7.歯止め
    STEP8.反省と今後の取り組み
  3. 【この回で勉強するQC手法】
    レーダーチャート
     
自主活動

効果の測定
歯止め
反省と取り組み

【6日目】講義・演習
  1. 自主活動の発表:
    効果の測定
    歯止め
    反省と取り組み
     
  2. 発表準備:
     
     
     
自主活動

発表準備
 
 

【7日目】成果発表会(半日)

成果発表会
講評
審査結果の発表
表彰式

経営トップ、経営幹部も審査員として参加


班長の仕事

 生産現場の班長の仕事はイロイロあるが、要約すれば生産のQCD(品質、コスト、納期)を安定化する事だ。

そのためには、担当生産ラインの品質バラツキをなくし、生産性のバラツキを減らす。品質と生産性が安定している状態を維持出来れば、生産のQCDを安定化出来る。前回のメルマガにも書いた様に、品質、生産性のバラツキは作業のバラツキに起因する。従って班長の最大の仕事は、作業のバラツキを抑える事だ。

一昔前ならば、この仕事はそんなに難しいモノではなかった。作業員の中から抜擢された班長さんが、普通にこの仕事をこなしていた。しかし中国の社会が発展・成熟するに連れて、作業員の指導は難しくなって来ている。

以前は同一規格製品を大量生産していれば、利益を上げられた。
この様な生産は、大量の人員を投入し一人当たりの作業手順を減らすことにより、作業訓練・技能習得を簡単にすることができる。従って今朝採用した作業員は、午後から生産ラインに入って作業することができた。
また、離職率が高くても、農村部から出稼ぎに出て来る打工妹が無尽蔵に有り、作業員の採用に困る事はなかった。

しかし同一規格大量生産品の価格はどんどん下落し、利益が上げられなくなって来た。消費者の嗜好に合わせた、多品種少量の生産に対応しなければ、生き残りは難しい。
また社会の成熟に伴い、製造業に従事する若者は減少しており、作業員の採用が困難になって来ている。

この様な社会的変化により、作業員に対する要求は上がっている。多品種少量生産に対応するには、一人当たりの作業手順は多くなる。更にいくつもの工程を担当出来る多能工の育成が必要となって来ている。
作業員の教育・訓練コストが上昇している、更に求職者の減少のため、離職率を下げなければならない。

昔の班長の様に、作業が上手に出来るだけでは、班長の職務が務まらなくなって来いるのだ。そのため、私たちの会社にも「班長研修」をして欲しいと言うご要求が随分増えて来た。今当社が最も力を入れている班長研修は、作業員に対する作業指導方法を訓練する研修だ。班長がこの能力を身につけることにより、作業員のバラツキを抑え、QCDを安定化することができる。

その様な能力の育成・研修をシステム化したのがTWIだ。
TWIに関してはこちらをご参照いただきたい。

慢性不良

 20年ほど日本、中国などの工場で指導をしているが、多くの工場が「慢性不良」に悩んでいる。「慢性不良」とは、何度対策をしても再発してしまう不良の事だ。全く同じ不良でなくとも、同じ原因が形を変えて不良発生する事も有る。

例えば、人為ミスはこの様な慢性不良の一つだ。
全く同じ人為ミスはないかも知れないが、原因分析をすると、皆人為ミスとなってしまう不良がある。例えば、間違った材料を製造部門に出庫する、ネジを締め忘れる、梱包時に間違った製品型名を記入する、これらは皆人為ミスとして片付けられる。そして、ミスをした作業員に「再教育をしました」と言うのが、対策となる。

この様な対策が、本当に再発防止対策になっているのか?少し考えてみれば、再教育だけでは、再発防止できない事は明白だ。今までも作業者に教育はして来たはずだ。それでも発生した不良を、再教育で防止出来るとは考え難い。
ミスをしなかった作業員が、明日ミスをしない保証は有るのか?新人作業員に同じ教育をして、ミスが防げるのか?

なぜ人為ミスが発生したのか、本当の原因を見つけなければ、再発防止は難しい。

ほとんどの場合、作業員のバラツキが、作業のバラツキとなり、品質や生産性のバラツキとなる。

元々品質や生産性のバラツキをなくすために、標準作業を決定する。標準作業を作業員に指導するために、作業標準書や作業指示書を作っている。しかし作業員がばらつくことにより、作業標準や作業指示書の理解がばらつく、そのために、一人ひとりの作業がバラつき、標準作業にならない。

当然人は一人ひとり個性を持っている。この個性を工場の都合に合わせて、無理矢理変える事は出来ない。しかし、作業標準に対する理解のバラツキをなくす、作業指導書が指示する標準作業が出来る様にする事は可能だ。

この様な作業指導にTWI(Training within Industry)と言う手法が有効だ。
TWIは1950年から、日本で活用されて来たシステム的な指導方法だ。

TWIに関しては「TWI-JI 仕事の教え方」をご参照いただきたい。

新QC七つ道具

QC七つ道具は主に「数値データ」を取り扱うツールですが,新QC七つ道具は「言語データ」を可視化,分析するのに使用します.

  • ブレーンストーミング
  • 親和図法(KJ法)
  • 関連図法
  • 系統図法
  • マトリックス図法
  • アローダイアグラム
  • PDPC法

新QC七つ道具を使って,混沌とした問題を分かり易く図に整理することにより問題の解決ができます.新QC七つ道具は,製造部門だけではなく,設計開発部門,営業部門などの間接部門での,問題解決や課題達成のために開発されたQC手法です.
それぞれの手法の特徴は,次の様になっています.

index_sブレーンストーミング

チームでたくさんのアイディアを出す方法

index_s親和図法

混沌とした問題について,収集した言語データを親和性に着目して整理.問題の構造を明確にする.

index_s連関図法

発生要因が複雑に絡み合った問題の,要因の因果関係を矢印で結び,主要因を追求する.

index_s系統図法

問題を解決するために,目的と手段を系統づける事により解決手段を見出す.

index_sマトリックス図法

二つの要素を2次元に配置し,それぞれの要素間の関連性をマトリックス上で一覧できるようにする.

index_sアローダイアグラム図法

プロジェクトの各作業の関連と日程を,ネットワーク図で表す.

index_sPDPC法

プロジェクト実行時に,発生する不測の事態を予め予測し,プロジェクト遂行のための過程を図示する.

index_s新QC七つ道具研修の目的

本研修では,PCを使用して新QC七つ道具を使いこなせるように演習を中心にして学びます.

index_s新QC七つ道具研修の日程(2日間)

講義・演習(1日目)
  1. 研修の目的目標について
    なぜ学ぶのか
    知識と能力の違い
    仕事を通して成長することの重要性
  2. ブレーンストーミング
  3. 親和図法(KJ法)
  4. 関連図法
講義・演習(2日目)
  1. 系統図法
  2. マトリックス図法
    L型マトリックス,T型マトリックス,Y型マトリックス,X型マトリックス
    組合せマトリックス図法
  3. アローダイアグラム
    PERT図法
  4. PDPC法


(注)上記日程は標準日程であり、調整・変更は可能です。

お問い合わせはメールにて

QC七つ道具

QC七つ道具として,以下の8つのツールが知られています.数値データを加工し見やすくする.QCCなどによる問題解決には欠かせないツールです.

  • 特性要因図
  • グラフ
  • パレート図
  • ヒストグラム
  • チェックシート
  • 層別
  • 散布図
  • 工程管理図

パレート図

間違ったパレート図

間違ったパレート図

上の図の様なパレート図を描いていませんか?Excelを使うと,こういうパレート図になってしまいます.
正しいパレート図は,下の図の様に折れ線グラフはゼロ原点から始まり,最初の棒グラフの右上肩を通過しなければなりません. しかしちょっとした工夫で,Excelでも正しいパレート図が書けるのです.
正しいパレート図

正しいパレート図

index_sQC七つ道具研修の目的

本研修では,PCを使用してQC七つ道具を使いこなせるように演習を中心にして学びます.

index_sQC七つ道具研修の日程(2日間)

講義・演習(1日目)
  1. 研修の目的目標について
    なぜ学ぶのか
    知識と能力の違い
    仕事を通して成長することの重要性
  2. 特性要因図
  3. グラフ
    折れ線グラフ
    棒グラフ
    帯グラフ
    円グラフ
    レーダーチャート
  4. パレート図
講義・演習(2日目)
  1. ヒストグラム
  2. チェックシート
  3. 層別
  4. 散布図
    相関係数
  5. 工程管理図
    エックスバー・アール管理図
    p管理図
    pn管理図
    c管理図
    u管理図


(注)上記日程は標準日程であり、調整・変更は可能です。

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5S実践研修

index_s正しい5Sとは

「明日お客様がいらっしゃるから5Sをしっかりするように」「清掃をしっかりすると、職場が明るくなり士気が上がる」こういう考え方は、間違いとはいいませんが、正しい5Sとは言いがたいものがあります。
お客様が5Sが行き届いた工場をご覧になると、注文を増やしていただけるかもしれません。しかし間接的な効果しか期待できません。職場が綺麗になっていると、そこで働く人の気分はよくなるでしょう。しかし職場が綺麗であることは、従業員の士気を上げるための必要条件であっても、十分条件ではありません。
正しい5Sを実践することにより、QCDSEM(品質、コスト、納期、安全、環境、士気)全てが向上します。
逆の表現をすれば、職場のQCDSEMを直接改善・向上させる活動が「正しい5S」なのです。

index_s5S実践研修の目的

  • 研修を通して5Sを知識としてではなく、実践する能力、継続する習慣として体得する。
  • 5Sをコアとする企業文化・企業風土を構築することにより、QCDSEM(品質、コスト、納期、安全、環境、士気)を高め企業競争力を向上させる。
  • 5Sを定着させるための工夫を組織に組み込む。

「お客様の工場監査があるから5Sをやる」こういう5S活動は長続きしません。5Sの目的をしっかり理解し、継続できる5Sを知識としてではなく、行動できる能力、継続できる習慣として習得することを目的とします。また5Sを基盤とした強い企業文化を構築し、その企業文化・企業風土の元で従業員が育ち、職場が活性化し、QCDSEMの向上を目指します。

index_s5S実践研修の日程(例)

【1日目】講義・演習「5Sとは」「整理」
  1. 研修の目的目標について
    なぜ学ぶのか
    知識と能力の違い
    仕事を通して成長することの重要性
  2. 5Sは何のためにやるか?
    間違った5Sとは?
    5SはQCDSEM改善のための活動
    5Sは企業文化を作る活動
  3. 「整理」とは
    整理の定義
    整理の対象は?
  4. 実践演習
    整理の実践「赤札作戦」
    職場を決めて全員で,必要なモノ不必要なモノを区別
    不要なモノを処置(廃棄、移動など)
自主活動

赤札作戦を他の職場に展開

【2日目】講義・演習「整頓」

  1. 自主活動のレビュー
    赤札作戦実施のレビュー
  2. 「整頓」とは
    整頓の定義
    定品、定位置、定量
    先入先出し
    整頓の対象は?
    状態の見える化
  3. 実践演習
    職場を決めて整頓の実践
    見える化
    定位置化
    定量化

     

 

自主活動

整頓を他の職場に展開

【3日目】講義・演習「清掃」

  1. 「清掃」とは
    清掃の定義
    清掃でココロの準備
    清掃は予防保全
  2. 実践演習
    職場を決めて全員で清掃の実践
    清掃理想状態の実現
    清掃による点検
自主活動

清掃を他の職場に展開

【4日目】講義・演習「3S巡回」

  1. 自主活動のレビュー
    清掃活動のレビュー
  2. 3S巡回チェックリストの作成
  3. 実践演習
    巡回チェックリストにより職場を巡回

     

自主活動

3S巡回の実践
チェックリストの改善
整理・整頓・清掃の維持

【5日目】講義・演習「清潔」

  1. 自主活動のレビュー
    整理・整頓・清掃維持のレビュー
    3S巡回のレビュー
  2. 「清潔」とは
    清潔の定義
    清潔とは3Sの維持改善
  3. 実践演習
    職場を決めて全員で清潔のアイディアを出し、即実践
自主活動

清潔を他の職場に展開

【6日目】講義・演習「躾」「5S維持」

  1. 自主活動のレビュー
    清潔展開のレビュー
  2. 「躾」とは
    躾の定義
    躾は4Sをスパイラルアップさせるエンジン
    躾がなければ継続はない
  3. 5S維持のために
    5Sを維持するためのモチベーション
    5Sを維持するためのコト造り 
  4. 実践演習
    5S維持のアイディア出し
    5S維持活動



研修・実践演習と自主活動を繰り返すことにより、知識だけではなく実践力を鍛えます。

(注)上記日程は標準日程であり、調整・変更は可能です。

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TWI-JI 仕事の教え方

TWI(Training within Industry)とは、企業内訓練を示す言葉であり、監督職向けの教育訓練プログラムです。第二次世界大戦中に米国で開発されました。戦後GHQにより日本に紹介導入さました。日本製造業の発展に貢献し、日本が世界の工場と呼ばれる様になった原動力です。米国では、TWIは忘れ去られていましたが、日本から逆輸入され再び脚光を浴びています。
日本では日本産業訓練協会がTWIの普及活動の中心となっています。

TWIの概要は「改善が生きる、明るく楽しい職場を築く TWI実践ワークブック」と言う書籍に詳しく出ています。

TWIには、一線リーダが身につけるべき能力として4つのプログラムが有ります。

  • JI:(Job Instruction)「仕事の教え方」
  • JR:(Job Relations)「人の扱い方」
  • JM:(Job Methods)「改善の仕方」
  • JS:(Job Safty)「安全作業のやり方」

今回ご紹介するTWI-JIは、仕事の教え方を標準化することにより、作業のバラツキを押さえ、品質、生産性を安定にすることを目的としています。

作業者のバラツキにより、作業がばらつく、その結果品質、生産性がばらつくことになります。それを防ぐために、作業が作業者に依存してばらつかない様に、正しく教える事が必要になります。同時に、作業者への指導方法のバラツキも押さえなければなりません。

つまり、誰が教えても、誰に教えても正しく標準作業が出来る様にする方法をシステム的に構築するのが、TWI-JIです。

新人に対する教育訓練に時間がかかる。
多能工化がなかなか進まない。
慢性的な不良がなかなか無くならない。
人に依存する不良が多い。
生産性が人によってばらついてしまう。

などの問題解決に、力を発揮します。

この手法は中国の工場でも有効です。
東莞の製造業O社様は、2010年にTWIを導入されました。
当時は、離職率が高く品質や生産性が安定しないと言う問題意識を持っておられ、新規採用者でもすぐに作業熟練する様にと、TWI-JIを導入されました。
その結果、教育訓練の効率が上がり、品質と生産性が安定しました。そして離職率まで1/2に下がりました。TWIの導入により、職場が活性化し、離職者が減ったのでしょう。これは嬉しい副作用でした。
その後も活動は進化し、年一回の成果発表会による社内の活性化などの相互作用が出ています。

その他にも、計画的な教育訓練により多能工の育成、ジョブローテーションが可能になります。これにより作業員のモチベーションが上がる。部門間の協調性が高くなる。などの効果が期待出来ます。

お問い合わせは下のフォームからお願いいたします。
弊社の日本産業訓練協会認定トレーナーがお答えします。

[contact-form-7 id=”924″ title=”TWIコンタクトフォーム”]

【中国生産現場から品質改善・経営革新】メールマガジン

毎週月・水・金曜日に【中国生産現場から品質改善・経営革新】と言うメールマガジンを配信しています。

中国広東省東莞在住の品質改善・経営革新コンサルタントが、世界の工場・中国の生産現場から毎週3回お届けしております。

品質改善、生産性改善などの実例を現場視点で発信いたします。
中国の生産現場でご活躍の皆様、日本国内で中国企業に負けないよう頑張っておられる皆様に是非読んでいただきたいメルマガです。

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品質道場

品質保証とは、顧客満足を得るために「品質管理」「品質改善」の両輪を回すことです。
そしてこの両輪が調和を持って回転するために、従業員全員の「品質意識」(クオリティマインド)が必要です。
品質道場では、品質部門の指導者、リーダの育成を目的として、定期的に開催しています。頭で覚えるだけではなく、稽古によって鍛える事を主眼とし、「道場」と言う名前を付けました。

品質道場では、下の図の課題を実践・研修します。(クリックすると大きくなります)
品質道場

index_s品質道場のテーマ



index_s出前品質道場

2010年から始めた品質道場は第十期はコロナの影響で開催できませんでした。
定例開催の公開型研修であるため、必要な内容を適時に学べない、というご不満の声をいただいております。
また品質部門だけではなく、全社全部門のリーダの品質管理、品質改善、品質意識のレベルアップを図りたい、とお考えの経営者様から企業内での品質道場開催をご依頼いただいています。

そこで第十一期公開研修型品質道場を中止とし、御社工場に出向いて研修する出前品質道場に一本化することにしました。
御社に必要な内容を選択いただき、御社のご都合の良い日程で受講いただけます。
研修前打ち合わせにより、御社固有の現場事例による演習課題を作ることで、より理解しやすく、実践に結びつきやすい研修が可能となります。

品質道場に関するご相談、お問い合わせはこちらから
品質道場に関するお問い合わせ

index_sお客様の声

H様(日本人経営者)
林さんのメールを拝読すると希望が湧いてきます。

 今回受講を計画している者は工場での現場経験もなく品質保証など全く無知ですが、色々人生経験をした良き青年です。現在は新工場立上までの間知合いの工場で1年を目途に下働きからはじめたばかりです。
彼には将来指導者として自分の夢を達成できるスキルを分野問わず吸収してほしいと考えています。その為には品質に対する拘りが重要と考えます。

(注)こちらの経営者様には、品質部門の中国人幹部候補生を品質道場に派遣いただきました。

Z様(中国人現場幹部)
今日研修を受けたQC七つ道具を、現場で活用したい。
会社に戻ったらリーダに教育をし、水平展開を計ります。

Z様(中国人現場リーダ)
研修を受け、会社に戻ったら以下の課題に取り組みます。

  1. グループで工程内の三つ不良に対してブレーンストーミングを活用して分析する、ブレーンストーミングで得られた言語データを親和図でグループ化にする、そして解決すべき問題の所在,形態を明らかにしていく.
  2. 系統図法で上に述べた問題点を対策、改善する
  3. 連関図法で不良の問題と原因が絡み合っている場合、図解する事により相互関係を表します。
  4. アローダイヤグラム法で工程内の各工程を検討直して 大事な工程を見つけて改善を行って余裕時間の浪費を減少する。
T様(日本人経営者)
私はもともと文科系ですが、会社に入れば素人。
従い、日商簿記を1ヶ月でパスしたり、目茶やってきました。
ある日、営業から工場に配置転換され、生産管理、品管とか最初は低いレベルから自分なりに積み上げてきました。
基本は、”数学”だと思います。これを知らないとすべてが発展しないです。
キモ=基本を何回も何十回も繰り返すことがいろんな意味で広がりをもってくると思います。
林さんのご指導の方法、共感がもてます。

(注)こちらの経営者様には、品証部門の中国人幹部を品質道場に派遣いただきました。

O様(中国人幹部)
以前勤めていた会社で、工程管理図を習いました。工程管理図は作れますが、意味が良く分からず本を買って読みましたが、それでも理解出来ませんでした。今日の研修を受けて、初めて工程管理図の意味が理解出来ました。

O様(日本人駐在員)
お世話になります。Oです。
先週の土曜日は、品質道場のセミナーに参加させていただきまして、誠にありがとうございました。

セミナーの内容に大変感動いたしました。
今後の駐在活動にも取り入れてまいりたいと思っております。

Y様(日本人駐在員)
先日の講義は仕事のやり方など、色々学ぶことが多くとても勉強になりました。
今後の仕事について自分なりに考えてやっていきます。

N様(日本人経営者)
品質意識の向上は、知識だけでは、全く意味がないですからね。

教えていただいた目標管理フォーマットを実際自分で行なってみてから、自分流に作ろうと思ってました。

社内で、どんどん広めるべきだと思いますので、自分も部下との面談の事で、失敗したな~と思った事があるので、是非、使っていこうと思います。

O様(日本人経営者)
ひじょうに貴重な時間を過ごすことができて、大変満足しています。
ありがとうございました。
初めて聞く単語が多く、授業中はついていくのに必死でしたが、その一方で、これからは、今まで感覚的になっていた私自身の思考にも科学的根拠を含ませるきっかけが作れそうで、復習にも力が入ります。

H様(日本人幹部)
先日「5Sとホウレンソウ」の品質道場に参加させて頂きましたHです。
「トップダウン」 + 「率先」で、お陰様でサンプルルームのゴミの問題はほぼ、解消致しました。
言うだけでは解決にならないと、実感した次第です。

L様(中国人幹部)
今日教わった手法を、OQC不良、顧客不良に応用して原因分析、対策(再発防止対策、水平展開、未然防止対策)に応用してみます。特に人為ミスの原因分析に応用が出来そうです。

D様(中国人幹部)
今日は、新しい管理概念を学びました。特に以下の点に付いて気付きがありました。指示・命令から自主性を尊重する。計画を立てて進捗を管理する。
今日学んだ事を管理、コミュニケーションに役立てたいと思います。

K様(日本人経営者)
弊社の品質強化月間では、たいへんお世話になり、誠に有難うございました。
強化月間終了後のアンケートでは、今後も勉強会を望む声が多く、
機会があれば受講させていきたいと思っています。
(注)K様には出前品質道場を開催していただきました。

I様(日本人経営幹部)
昨年研修して頂いた後、受講者から継続的に研修を実施して欲しいとの要望がかなり有りました。
QC手法習得まではまだまだ途上ですが、昨年の研修を契機に、品質意識向上が出てきており、「鉄は熱いうちに打て」で次回研修を画策しているところです。
(注)I様には出前品質道場を開催していただきました。

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